安心・快適な住まいのための床リフォーム

2024.10.27 (Sun) 更新

～自宅に最適な床リフォームはどれ？～

鹿児島市・姶良市・日置市のみなさま、こんにちは！

リフォーム専門店　リビングプラザ滝の神です！

今回は室内の床リフォームに関する記事になります。

床リフォームは、見た目の美しさだけでなく、日常生活の安全性や快適さを向上させる大切な工事です。「上張り（上張り）」と「張替え」の違いを理解し、ご自宅の状況に合わせたリフォーム工事を行いましょう。また、床のきしみや沈みが気になる場合は、補強工事も必要になります。

重ね張り（上張り）と張り替えの違い

重ね張り（上張り）

重ね張り工法は、既存の床の上に新しい床材を設置する方法です。床のキズや汚れが気になってリフォームしたい、トイレや洗面化粧台を交換する際に跡が気にならないよう内装も変えておきたいというような方におすすめです。この工法では、今ある既存の床材を解体しないため、工期が短縮され、コストも削減されます。

メリット

工期が短い

1日で工事が完了することもあり、解体がないため近隣への騒音被害も少なく済みます。

コスト削減

工期が短く、解体費用と廃棄の処理費用がかからないため、低コストで実施できます。

防音効果を維持・向上できる

特に、集合住宅では床の遮音性能に規定が定められていることも多いです。既に設置されている床材の上から工事するため、現状よりも防音効果が下がることはありません。

デメリット

段階差の発生

既存の床の上に新しい床材を設置するため、その分厚さが増します。お部屋同士のつながりや廊下とのおさまりで、気になる段差ができてしまったり、ドアや収納の開閉に支障をきたすことがあります。

お部屋1室の内装にとどまらず、出入り口の仕上がりも工事前に確認しておきましょう。

下地の不具合は解決できない

重ね張りは既存の床を活用するため、すでに床がきしむ、沈み込むといった問題がある場合はおすすめできません。

張替え

張替え工法では、既存の床を完全に取り除き、新しい床材に交換します。この方法は、下地の状態を確認し、必要に応じて補修が可能です。床に不具合がある場合は張替えをおすすめします。

築年数の建っている昔の住宅では、捨て貼りと呼ばれる下地合板を使用していないことも多いため、張替え工法の際は下地合板を新たに設置して床材を施工する場合もよくあります。

メリット

下地の補修が可能

劣化した部分を確認、修繕し、新しいものと取り替えるため、床材のきしみ、沈み込みを改善しやすいです。

また、現状で下地が設置されていない場合は、下地合板を使用することで以前よりも床の耐久性が上がります。

段差を防ぐ

床材の厚さを調整することで、部屋同士や廊下との段差を解消できます。いままであった段差を、床工事の際にバリアフリー化したという方もいらっしゃいます。現状がバリアフリーの床になっている場合は、床材の下を確認し、根太や束で段差を調整することもあります。

デメリット

工期が長い

解体から施工まで時間がかかるため、重ね張りよりも工事は長期化します。

費用が高い

解体と新しい床材の費用がかかるため、重ね張りよりも費用がかかります。

床の補強工事が必要な場合とその内容

床が沈んだり、きしむような症状が出ている場合、床材だけでなく根太の劣化が原因の場合もあります。 根太は床材を支える重要な部材のため、床工事の際に痛んでいる部分は交換を検討しましょう。

また、先ほど記載した通り、現在の新築やリノベーション物件のほとんどが、捨て貼りという下地になる板の上から床材を施工しています。しかし、築年数の建っている住宅では、下地合板が無く、直接根太に床材を施工している場合が多いため、きしみや沈み込みがより発生しやすいという問題があります。きしみや沈み込みを解消するために捨て貼りを行うことも、床の耐久性を高めるうえで大切な作業です。